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統計資料
1月の動向に関するコメント


1月概況

グラフ米国やアジアの一部に景気底入れの動きがみられるが、個人消費は弱含みで、国内景気は悪化を続けている。民生用電子機器の1月出荷金額は1,170億円、前年比93.4%と前年を下回った。
カーナビゲーションシステム、MD複合機器を含むカーCDプレーヤが堅調であり、全体のカーAVC機器国内出荷金額では同100.0%と前年並となった。
映像機器国内出荷金額は、液晶カラーテレビ、DVDが好調であったが、同94.7%と前年を下回った。また、音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の本格普及で前年水準が高く、その需要が一巡したことや大幅な単価下落もあり同81.9%と引き続きマイナスを記録し、厳しい状況にある。
上記のほか、好調に推移した製品としては、新規分野のPDP、ホームシアターシステム等がある。

主要製品別動向
  • カラーテレビの国内出荷台数は、前年水準を下回り、構成比で8割強を占める標準(4:3)型は前年比84.9%、ワイドも同95.0%と減少した。BSデジタルテレビが大部分を占めるハイビジョンは、17千台であった。
    液晶カラーテレビは前年比134.4%と引き続き大画面を中心に好調に推移している。BSデジタルテレビは、17千台(発売当初からの累計約45万台)と回復の兆しが見え始めた。BSデジタルテレビとBSデジタルチューナを合わせた「BSデジタル関連機器」の発売当初からの累計は988千台となる。
    カラーテレビ全体(液晶テレビ除く)としては、台数前年比86.9%と9カ月連続のマイナス、出荷金額も同83.9%のマイナスとなった。
  • PDP(PDPテレビおよび民生用PDPモニタ) の国内出荷台数は、前年比724.6%と急増した。
    この要因は、ホームシアター需要とPDPの単価下落によるものと思われ、今後の需要拡大に期待が持たれる。
  • VTRについては、普及率も高く需要も一巡しており、出荷台数で前年比92.2%と11カ月連続で前年を下回った。出荷金額でも単価下落の影響により、同81.9%と前年を大きく下回った。将来的にはDVD録再機、HDDレコーダなどにシフトしていくものと考えられる。
  • DVDビデオは、本格的普及期にあたり、前年比174.6%と高い伸びとなっており、今後も高い伸びが続くものと期待される。伸びた要因としては、再生専用機で急速に低価格化が進んでいることや、VTRとの複合型の需要拡大、DVDビデオソフトタイトル数の拡充が挙げられる。半面、平均単価の下落により、出荷金額では、同158.9%にとどまった。
    DVDビデオの普及に伴うホームシアター需要が拡大したことにより、ビデオプロジェクションも前年比168.9%と伸長した。
  • ビデオ一体型カメラは、競合するデジタルスチルカメラの急激な需要拡大の影響を受けて、デジタルビデオカメラは台数前年比83.3%、ビデオ一体型カメラ合計では同84.4%、出荷金額では前年比71.7%と前年を大幅に下回った。
  • MD関連製品は、MDポータブル型が台数前年比100.3%、と6カ月連続で前年を上回った。
    MD複合機器については、前年水準が高く、初段階の普及は一巡したと思われる。MD/CD付ラジカセは同82.5%、ステレオセットMD付は同82.6%と大幅なマイナスとなった。
  • カービジュアル機器は、カーナビゲーションシステムが台数前年比109.3%、カーカラーテレビが同125.2%と好調に推移した。一方、カーオーディオ機器は、カーCDプレーヤ(カーMDとの複合型含む)が同105.8%と好調だったものの、カーステレオ同69.5%、カーMD同57.5%と、厳しい状況が続いている。
 
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