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2011年3月10日
日EU経済統合協定(EIA)の推進について
社団法人電子情報技術産業協会
日本のITエレクトロニクス産業にとって欧州は重要な市場の一つである。
また、日本企業はEUにおいて生産、販売、研究開発といった事業活動を通じ多
くの雇用を生み出しており、日本企業は欧州の企業市民として経済発展に貢献
してきた。
近年、世界各国では、主要な貿易パートナーと地域的な連携を強めることによ
り戦略的に貿易や投資の拡大を図る動きが加速しており、EUもその通商戦略に
おいて自由貿易協定(FTA)の推進を打ち出し、諸外国との交渉を進めている。
このように、EUが経済活動において諸外国との連携強化を図る中、日本にと
ってEUが今後も魅力的な市場であり続けるためには、欧州市場における公平な
競争条件の確保や対等な協力関係の構築が不可欠である。
したがって、日EU間で包括的な経済統合を目指す「日EU経済統合協定
(EIA)」の早期締結が望まれる。この協定は日本とEUの経済交流の促進に繋
がり、双方経済の持続的発展にも資するものである。
現在、日本とEUの政治経済関係の相互強化を図るべく、両政府によりその方途
について検討が進められているところ、当協会は日EU間の合意形成とEIAの早
期締結に期待している。
以上
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