スペシャルインタビュー第10回
楽天株式会社 楽天技術研究所 シニアコーディネーター 三條 正裕 氏(2/2)

2015年10月1日

まるで手品。そんな未来を感じてもらいたい

Mr.Sanjo
▲楽天株式会社 楽天技術研究所 シニアコーディネーター 三條 正裕 氏 氏

ーーーQ.CEATEC JAPAN出展の狙いを教えてください。

CEATEC JAPANのような総合展への出展は今回が初めてになります。
これまで関わってきた技術は学会の場で発表することが多く、比較的限られた方に訴求してきましたが、CEATE JAPANは、来場者の規模が一桁どころか二桁違い、多様性に富んだ来場者に我々の技術を見てもらう機会になると思っています。こういった意味で、大きな挑戦です。
多様性に富んだ方々に対して、楽天の取り組みが面白いと感じてもらえるのか、あるいは議論・反論が行われるのか、様々な反応をいただけることをとても楽しみにしています。

ーーーQ.なるほど、今度は、来場者の立場から、特にこんな会社とお話をしたいとかありますか?

Mr.Sanjo例えば、テレビがインターネットに繋がったなど、「今までインターネットに繋がっていなかったものを、繋げてく」というのが我々のビジョンの一つとしてあります。
インターネットの世界では、色々な分野の専門家同士がそれぞれアイディアを出し合う方がいいのかなと思っているので、我々にはない技術とかそういったところは非常に興味がありますので、是非交流をしたいですし、展示を見てみたいなと思います。

ーーーQ.最後にCEATEC JAPANの来場者へのアピールをお願い致します。

今回、「HITOKE」と「WallSHOP」の2つのコンセプトを展示します。
「HITOKE」はネットあるいはリアルでの商品の人気度を可視化する技術、「WallSHOP」はデジタルサイネージを使いネットとリアルのやり取りを体験できるというものです。

インターフェースの部分は、リアルの世界を大切にしています。スマートフォンを接点にリアルの世界の延長線上にいったい何があるのか、来場者の想像を刺激するようなデモをご用意しています。さらに、インターフェースだけではなく、面白さの裏付けとなる様々な技術もありますので、そういったところもお時間をいただいてご説明したいと思っています。

「HITOKE」と「WallSHOP」どちらも、技術が分からなくても面白いと感じていただける展示だと思います。特に普段インターネットに触れる機会のない方にとっては、本当に手品に近いと思うんです。未来を感じられるものを用意していますので、是非多くの方にご覧いただきたいです。

三條 正裕(さんじょう・まさひろ)
楽天株式会社 楽天技術研究所 シニアコーディネーター

東京大学工学部システム創成学科卒。アクセンチュア・テクノロジー・ソリューションズ株式会社を経て、2007年楽天株式会社入社。入社当時より楽天技術研究所の立ちあげ・成長に貢献した。


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