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電子部品のMSA実施ガイド

A4判 41頁(2019年3月発行)
頒価会員3,300円 会員外6,600円
電子部品部

概要:
 電子部品部会傘下の信頼性技術強化WGでは、“電子部品のFMEA実施ガイド(2016年9月)”、“電子部品のSPC実施ガイド(2017年9月)”に続き、“電子部品のMSA実施ガイド”を策定いたしました。
 電子部品を製造する上においても、特性値を評価する上においても、品質を保証する上においても、これらすべてに測定器によるデータ取得が必要です。そして得られたデータは信頼できるものでなければなりません。ところが、実際には測定データにはいろいろな要因による誤差が含まれています。MSA (Measurement Systems Analysis:測定システム解析)はその誤差を解析し、定量的に評価するための手法です。自動車産業向けの品質マネジメントシステムの技術仕様であるIATF 16949:2016において、コアツールの一つとしてサプライヤーへの要求事項となっています。
 しかし、MSAは統計を用いるためにかなり難解であり、それを理解して使いこなすのは不可能にさえ思えてしまいます。
本ガイドは、目的に合わせてMSAをどのように実施すればよいのか,そして得られたデータをどのように解析し、判断すればよいのかをわかりやすく解説いたしました。本ガイドを活用することによって、MSAが正しく実施されることを願っております。

目次(抄):

1 序文
2 MSAとは
2.1 MSAの概要
2.2 MSAの目的
2.3 MSAの実施
3 用語の定義
4 計量値測定システム解析
4.1 安定性
4.1.1 調査方法
4.1.2 グラフ法による解析
4.2 偏り
4.2.1 独立サンプル法による評価
4.2.1.1 調査方法
4.2.1.2 グラフ法による解析
4.2.1.3 数値法による解析
4.2.2 管理図法による評価
4.2.2.1 調査方法
4.2.2.2 グラフ法による解析
4.2.2.3 数値法による解析
4.3 直線性
4.3.1 調査方法
4.3.2 グラフ法による解析
4.3.3 数値法による解析
4.4 GRR(繰返し性・再現性)
4.4.1 範囲法による解析
4.4.2 平均値-範囲法による解析
5 係数値測定システム解析
5.1 リスク分析法
5.1.1 仮説検定分析-クロスタブ法
5.1.2 信号検出法
6 反復不可能な測定システム
6.1 安定性調査
6.2 変動調査
7 おわりに
8 参考文献

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