2020年の社会

 CPS/IoTが実装された社会の大きな特徴は、特定の業界やサービス事業者の枠を越えた新たなサービスが実現されることです。
 例えば、家の中においては、宅内に設置されたセンサーと家電が連携し、個々人の生活に合ったサービスが可能になったり、街中においては、社会システムと個人の端末が連携し、最適なナビゲーションや緊急時の安全確保ができるようになったりと、より安心・安全な社会の実現が可能になります。

cps2020

    case1

    サイネージ / ナビゲーション

    あらゆる場所でデジタルサイネージが設置され、状況に応じて必要なコンテンツ、ナビ情報等もリアルタイムに表示され、個人端末にも提供される。
    非常時においては緊急避難指示情報等が表示される。

    case2

    移動手段(自動運転)

    • 目的地を指定するだけで移動できる自動運転システムが普及する。
    • クラウドとビッグデータ解析との融合により、経路の最適化や訪問先順の最適化などの時間を有効に活用するナビゲートが実現される。

    case3

    安心・安全

    安心・安全に情報の収集・管理・提供を行う情報網を整備することにより、地域セキュリティ、災害対策、医療支援、といった公共サービスの向上がなされる。

    case4

    家事支援/スマートハウス

    • 冷蔵庫にある材料からいくつか料理のメニューを表示、電子レンジと連携して加熱時間など自動調整。
    • お掃除ロボットに加えて、洗濯機ロボットが衣類を識別して洗剤投入やメニュー設定などを自動化。
    • 家庭用ロボットが子育ての支援やペットの世話、観葉植物の水やりなどを行なう。
    • 太陽光発電や蓄電池、電気自動車などを組み合わせることで、平常時の省エネはもちろん、非常時の電力確保にも対応する。